そもそも、画像というものは、よーーく見ていただくとわかりますが、
小さい正方形の点の集まりでできています。
よーく見てもわからない場合は、ひたすらソフトなどを使って、拡大してみてください。
見えてきました??
お絵描き掲示板を使って鉛筆絵を描く方はわかりやすいかと思います。
ドット絵と呼ばれるものも四角い形がよく見えますよね。
あれのことを「ピクセル」とか「ドット」とか言います。(ここら辺はまたニュアンスが違うので説明がいるんですが、まあ、なんとなく流してください。以降「ピクセル」に統一。)
ちっさ~い色のついた四角形がいっぱーいあつまって、大きな画像を作っていると、考えてください。
スイミーみたいなもんです(わかりづらい例えだな)
→
水玉模様に見えますが、拡大していくと、四角形の集まりということがわかります。
ちなみに左の水玉の絵のサイズは150×150ピクセルのサイズ。
なので、22500の点でできた絵ということです。
解像度というのは、ものすごく簡単に言うと、
決まった大きさの中に、この小さな四角=「1ピクセル」が何個つまっているか
をあらわす数字です。
表す単位として「dpi」(ドット・パー・インチの略・もしくは「ppi」ピクセル・パー・インチの略)という単位が使われます。
単位を見てもわかるかと思いますが、1インチをいくつの点で分けるか、という単位です。
同じ大きさの絵があった場合、点の数が多ければ多いほど、なめらかな絵になるのは、わかりますでしょうか?
極端に言うと、こんな感じ↓
右の写真は画像を構成する点が多いので、とても綺麗にみえますが、
左の写真は画像を構成する点が少ないので、粗くみえます。
同じ面積の四角をいくつの小さい四角で割るか、という風に考えると、
左のような点が少ないものは一つ一つの四角が大きくなってしまうということです。
だから画像が粗くみえるというわけです。
一般的に、パソコンなどのモニター・TV・カメラなどの映像機器(光によって画像情報を伝えるもの)
の解像度は「72dpi」が一般的です。(最近は100dpiくらいの液晶モニタとかもあるようですが)
パソコン上での話に限定してお話します。
たとえば、下の写真を見てください。
右が解像度72dpi 左が解像度350dpiの写真です。
実際に見ると、その違いはわかりませんよね。
つまり、パソコン上で同じ大きさの画像があった場合、それが解像度72dpiだろうと150dpiだろうと350dpiだろうと、正直見え方は変わらないのです。
そんなの関係ねー!というわけです。
点の量が多ければ、画像の持っている情報が多いということですので、当然ファイルの容量は重くなります。
動作も遅くなるし、保存も容量を食うし、できれば解像度が低い形で保存できれば、楽ですね。
じゃあ、全部72dpiでいいじゃーん!と言いたいところですが、それではアウトの時があります。
それは、印刷をする場合です。
一般的に印刷に必要な解像度は350~600dpiと言われます。
普通のそこらへんにある新聞のチラシとかは大体350dpiです。ポスターとか写真集とか、画像を綺麗に見せたいものなんかは600dpi(またはそれ以上)だったりします。
家庭用のプリンターだったら、150dpiあれば十分きれいな画質ででると思います。
そして、印刷する上で、重要なのは、解像度ともう一つが、画像のサイズ。
実際に刷りたい実寸かそれ以上で描くといいでしょう。
A4いっぱいに絵を印刷したいなら、A4(210mm×297mm)サイズ以上で、解像度も150~350dpiで描かないといけないということです。
これを踏まえてお絵かきしていれば、パソコン上で楽しむことも、印刷して楽しむことも可能です。
パソコンでしか使わない絵は解像度72dpiで保存しておけば、容量も食わずにすみますし、
印刷するかもしれないな~と思う絵は、高めの解像度で実寸サイズで描いて保存しておけばいいのです。
※お絵描き掲示板で描く絵は、JAVAプログラムを使って、パソコン上でできるお絵描きです。なので解像度は72dpiということになります。つまり、お絵描き掲示板で描いた絵をそのまま紙で出力するとどうしても画像が粗くなってしまいます。解像度を設定して絵を描くためには、フォトショップなどの画像編集機能のついたソフトが必要になります。
まだまだ説明することはたっぷりとあるのですが(^^;)だんだん、本人が飽きてきたので(オイ)、ここで中断しま~す。
ややこしい理屈は置いておいて、とりあえず、太字のところを忘れずに設定していただければOKです。
続きの話は気が向いたら。