小説を読んでみる

読書の秋なので、小説を読んでみました。

っていっても別に読みたいものがあったからとかそういうわけではなく、久しぶりに塗り絵がしたくなったので、そのネタのために読んだのでした…。
全部絵のためか！

今更ながら芥川龍之介の「羅生門」とか「鼻」とか「地獄変」とか読んでみました。
今までも何度も読んでますけど。
芥川モチーフの塗り絵をするので、ネタ決めのためです。
太宰と悩んだのですが、ここは芥川かな、と。
 

ちょろちょろっと続く

私は大学時代古典文学のお勉強をしていたんですけど、近代文学も結構好きで特に昭和文学はとても楽しいです。
今の小説も面白いのたくさんあるし、読むのは楽しいんですけど、やっぱり古ければ古いほど興奮します。(何に…)
枯れた感じがいいですね。
傷口えぐっても血も出ない、みたいな。そういう枯渇した感じがたまらんのですよ。
まあ、言ってることわからないと思いますけど。私も言っててわからないので(えー)

グロテスクじゃないのがいいんです。
敢えて直接的に描写せず遠まわしに表現するのを読み込むのが楽しい。
かさぶたはがすみたいな快感…(もうまったくもって意味不明)

昭和文学は畑違いな分、好き放題な文学論を書いていたので、演習の授業は楽しかったですねー。昭和文学専攻の皆さんと喧嘩してやろうかと思うくらいでした。
古典文学も古典文学で好き放題やってましたけど(笑)
人と同じ解釈してもつまらないんだもん。
だからって「奇をてらえばいい」みたいなのは嫌いなので、ものすごい下調べもしてたんですけど。
あの頃が一番本を読んで一番勉強してたなーと思います。
今思うとありえない厚さの本とか読んでました。本棚に時々登場する変な本に最近自部屋で首をかしげています。なぜ買ったのか…と。(笑)
もう今は無理だなー＞＜

何かを吸収しないと何かを生み出すのって無理なのかなーとも思うので、いろいろなことに敏感でいたいし、いろんなものにあきらめずに触れ合う機会を持たなきゃと思います。

これからの自分は何と出会って何を感じるのかなーと楽しみでもあり不安でもありますが。
そんなことをつい考える秋の夜ですねー。

やっぱり読書はいいな～＾＾